update 2005/8/13
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このページでは、絵葉書のケースを展示します。
欧米では絵葉書はスタンドでばら売りが普通です。またタイでは蛇腹式につながっていました。
私は日本の絵葉書の黄金期は1960年代から1970年代にかけてではないかと思っています。
東京オリンピックの開かれた1964年前後から、絵葉書も大きく変わりました。
それまでは、カラーも手で着色したかどうかわからぬくらい不自然な色で、「総天然色」とわざわざ書かれていました。
ケースの字も金色に光るものなどありませんでした。ビニールのコーティングも紙質も粗末でした。
東京オリンピック前後から急に豪華さを競うようになりました。版が大きくなり、8枚組から、12枚組、16枚組、
大全集500円と大きく厚くなりました。高度経済成長とともに派手になりました。
1970年代半ばからバブル期になるにつれ、けばけばしい色の安っぽくどうしようもない絵葉書が蔓延しました。
大きな観光地以外、絵葉書は姿を消し、売られている絵葉書はみな、同じ大手のロゴで特徴がない。
そして、21世紀の現在は、もったいぶってやたら四方の空白ばかりが多くとられ、撮影者の名前が大書されたどうしようもないものが,
あふれています。
コンピュータが普及することなど考えていなかった昔は、絵葉書の発行者、年月日、定価も記載されていません。
いつ、いくらで売られてもいいようにだったのでしょう。
著作権など、カラーコピーできないから想定していなかった。
地方の名もない商店や写真店の手作りの良さがありました。
世の中が変わりました。
絵葉書のカラーは、彩度を上げ、コントラストも上げ、明度も上げ、独特の色をしています。
今、パソコンで自由に写真を自分で加工できるようになりました。
ケースに良い写真が使ってあり、文字が良いバランスで配置されたものを選んでみました。
3,40年も前の古いものは、色を補正して当時の感じに再現してみました。
地方名をクリックすると写真が見られます。
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